こんにちは!サステナ社会づくり部Yossyです。
今日は、気候変動問題に続いてみつばちについてのお話をします。
外に出るととっても気持ちの良い今の季節ですが、実はスズメバチなっどによる被害の最も多い時期でもあります。皆さんは、「ハチ」にどんなイメージを持っていますか??
目の前を飛んでいたら、怖い!刺されたら大変!!と思っている方も多いかもしれませんね。
たしかにハチは毒針を持っていて、時には人を襲うこともあります。
でも実はハチ達は私達人間にとって欠かせない存在。とってもありがたい大切な役割をたくさん担ってくれています。
そしてそんな大切なみつばちが、世界中最近どんどん数を減らしているって知ってますか??
◯わたし達が毎日食べているほとんどの食べ物はみつばち達のおかげでできている
みつばちは花の蜜を集めるだけではなく、私たちの毎日の食事に欠かせない野菜や果物を実らせるための受粉活動の中心を担っています。(世界の主要作物の7割はハチが受粉してくれるおかげで実ります)また、集めた花粉や蜜から作られるはちみつも私たちはいただいています。
◯みつばちがいなくなるとどうなる?
みつばちがいなくなってしまったら、野菜や果物ができないだけでなく、その植物を食べる動物のエサがなくなってしまうのでお肉も食べられなくなり牛乳も飲めなくなります。洋服に使われるコットンなども枯れてしまい、地球上の動植物がどんどん少なくなっていきます。そうなったら、人類はとても生きていけません。かの有名なアインシュタイン博士は、「ミツバチが絶滅すると、その4年後に人類は滅びる」とまで言っています。
◯どうしてみつばちは減っているの?
みつばちが住んでいる自然林や大好きな蜜源の花が少なくなったこと、ダニなどによる感染病が広がっていることに加えて、日本では田んぼや畑で使われる「ネオニコチノイド」系の農薬や、除草剤に含まれる「グリホサート」という物質の影響を受けていることが大きな原因のひとつと言われています。この農薬は、世界中のほとんどの国で使用が禁じられていますが、日本ではホームセンターなどで誰でも簡単に購入することができ、身近な殺虫剤やガーデニング製品にも含まれることから家庭でも広く使用されています。
では、この大切なみつばちを助けるために、私たちができることは一体なんでしょうか??
【みつばちも人間も、安心して暮らせる地球にするために、私たちができる5つの方法】
①殺虫剤や除草剤はできるだけ使わないようにしよう
雑草にも虫達にも、大切な役割があります。人間の都合だけで安易に薬を使うことで、生態系のバランスを崩してしまいます。
②みつばちの大好きな木や花を植えてみよう
みつばちは、蜜源の植物があれば都会の真ん中に暮らすこともできます。おうち時間を楽しみながら、ベランダや庭先でミツバチを応援しよう!
③ハチをむやみに怖がるのはやめて、そっと見守ろう
みつばちの針は1度しか使えず、刺すことでやがて死に至る命がけの行為です。むやみに近づいて刺激したり、驚かすようなことのない限り、ハチの方から人間を襲うことはありません。
④自然の恵みに感謝して、身近にある自然環境を大切にしよう
みつばちが受粉活動をしてくれることで作物が実り、森がおいしい空気や水を作り、海が魚を育ててくれます。当たり前にいただいている自然からの恵みに気づき、感謝することから始めましょう。
⑤農薬や殺虫剤ができるだけ使われていない商品を購入しよう
安すぎる価格の裏側には、苦しんでいる人や動植物がたくさんいるかもしれません。
自然環境に配慮した商品を選ぶことは、みつばちを始めたくさんの命を守ることにつながります。
皆さんもぜひ、できることから取り組んでみませんか??