こんにちは、代表のマイカです。

グリーンジャーニーではこの春、都市型コンポストプロジェクトを始めました。これは社会実験で、これを使って様々な実験を行い、最終的にどんな形であれば都市に住む人たちがコンポストを続けていけるのか、ここから見つけていきたいと思っています。そして、このブログではその軌跡を残していきます。

そもそも、この都市型コンポストプロジェクトを始めたのは私たち自身が、既存のいろんなコンポストを試しては失敗してきたことにありました。その主な原因は「堆肥のやりばに困ること」でした。私はガーデニングが好きですが、それでも毎月土が増えていくのは使いこなせません。また、名古屋市でも段ボールコンポストの引き取りをやっていますが、車に乗れない私は電車でも自転車でも運ぶことが難しく断念しました。

 

そこで、このポイントが解消されれば都会に住み人たちがコンポストを継続していけるのではないかと考え、私たちは名古屋市環境局や市議さんのもとへ「コミュニティセンターなど自宅の近くでコンポストを受け取り回収するシステムを入れてほしい」と話をしに行きました。でもなかなか理解はしてもらえても、市の事業として動いてもらうまでには至らず。何もしないまま時間だけが過ぎていき、ついに私たちは「ないものはこれまでだって生み出してきたじゃないか!社会は自分たちの手で作るもの!」と自分たちでコンポストシステムを作ることになったのです。

 

これを社会実験とすることにしたのには訳がありました。やはり、原材料がかかるので参加するにはお金がかかります。あまり環境問題に関心のない人には、お金を払って手間をかけてというのは浸透しないのではないか。それなら、やはりこのプロジェクトでデータをしっかり残し、本当に続けられるコンポストの形は一体どういうものなのかを検証し、もう一度、行政にアプローチをしたい。いつか、誰もができる当たり前の選択肢としてコンポストを行政のサービスの中に組み込んでもらいたい。そんな思いからできるだけたくさんの人に参加してもらい、データをとることをまずは第一の目的にしました。

 

参加者の皆さんには、基材の入った紙の袋と廃棄されるコーヒーの麻袋をリメイクしたバッグをお渡しします。お家で出る生ごみを毎日、基材の袋に入れてもらい、1ヶ月経ったらグリーンジャーニーが基材を無料で回収し、新しい基材をお渡しするというものです。基材はかわいいバッグで電車や自転車でも持ち運び可能です。(私は実際に地下鉄で運んでみましたが、平気でした!)

目安として単身用は基材の袋を1ヶ月で1つ、ファミリー用は1ヶ月で2つ使う計算なのでコンポストを運ぶバッグも2パターンご用意しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんから集めた基材はグリーンジャーニーの畑部で堆肥化をして、畑の栄養として使っていく予定です。さぁ、そんな形でスタートしたコンポストプロジェクト、4/28(日)に初めて登録会を行いました。

そんな登録会の様子はこの次のブログで!

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