こんにちは、代表の空木マイカです。
この夏は長雨が続いたり、日中の気温が高かったり、温暖化・気候変動の影響を感じることが多かったですね。グリーンジャーニーでも、やはりこの気候変動をなんとかしなければ!と、全国のチームと繋がって市民活動を起こしていこうと気候変動アクションを本格的に活動を始めたところです。

みんな生活の中でできることはたくさん実践してきました。でもそれだけじゃこの気候変動という大きな問題に立ち向かうことを考えると全然足りないように感じました。そこで、団体では一人ではできないけどみんなが集まればできることを大事にしていきたいと思っています。

まずは勉強として参加したIPCCの報告書のオンラインセミナーで「関心のない人を巻き込むには政策を作ること」という言葉を聞き、今度はエネルギー基本計画の勉強を始め、現在そのパブコメを書いているところです。

パブコメ(パブリックコメント)は国民が法律や政策に意見を言うことができる、民主政治に関わる大事な手段。と言っても、私自身書いたのは初めてでした。でも今回書いてみて、こんな風に法律や政策などちゃんと見るようにして、自分の考えを届けることって本当に大事だなと思いました。その場をちゃんと作ってくれているのだから!

とはいえ、あのながーい資料を一から読んでコメントするのは大変ですよね。というわけで、私が今回参考にしたサイトをご紹介します。

こちらは「あと4ねん」のパブコメ専用ページ。とってもわかりやすくまとまっています。

パブコメに参加しよう!

そしてこちらは、私が参加したセミナーです。アーカイブが残っているので動画で見たいという方にお勧めです。資料もとても勉強になり、何度も見返しています。

 

(気候ネットワークのセミナー)

https://www.kikonet.org/event/2021-8-20-1

 

(グリーン連合のセミナー)

【開催報告(8/21)】グリーン連合オンライン勉強会~第6次エネルギー基本計画案の問題点

ちなみに、私なりにちょっとだけポイントをまとめると

今回のエネ基では2030年の電源構成目標が「再エネ36-38%, 原子力20-22, 天然ガス20%, 石炭19%」となっています。

 

石炭19%のところ:前回は26%だから減ってはいるけれど、地球の気温上昇1.5度に抑えるにはこの数字じゃ全然足りません。現在石炭火力は165基が運転中で、9基計画・建設中(え、減らすどころか・・)。

 

もし本当に1.5度目標を達成するには国内の温室効果ガス削減は2013年比で62%削減でなければ足りないと言われています。(2013年14億800万トンなので、日本が掲げる46%〜50%削減目標だと7億400万トン〜7億8848万トンでまだ多すぎる)

 

原子力20~22%のところ:今回いろいろ変わったのに原子力についての数値は変わらず!現在再稼働中の原発は10基で現在1006万kW(約6%)供給しています。

これが16%だと2700万kW:再稼働27基分(2731万kW)
20%だと3400万kW:再稼働36基分(3722万kW)にあたる数字。

現在再稼働中10基、設置変更許可+理解表明3基、設置変更許可3基、新規変更許可3基、新規制基準審査中11基、未申請9基、(廃炉24基)なので、36基というと廃炉以外を全て稼働させた数に!温室効果ガス削減は絶対だけど、その代替案として原発をもってくるのは違うのでは。

その辺りをポイントに書く人が多いのかなと思うのですが、この該当箇所をきちんと書く場合、P105の3580〜P106の3588にあたります。それを探すのが大変で、結局資料を全部ざっと目を通して見つけたので参考にしてみてください。

 

気候変動なんとかしたいという思いはあるけど、何から手をつけたらいいのかと思ってたという方、一緒にパブコメ出しませんか。期間は10月4日までです。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620221018&Mode=0

 

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