コロナ禍で活動休止中だったグリーンジャーニーですが、今月から一般参加者は募らずメインスタッフのみという形で、人数を減らして少しずつ活動を再開しています。しばらくはスタッフのみで活動し、その様子をSNSや動画にアップという形で発信させて頂きますね!まず第一回目は畑の様子から。
自分たちの口にする一つひとつの食べ物がどんな風にしてできているのか?その実感を取り戻していきたい。ただ見るだけじゃなくて、感触や香りを体で覚えていけたら。そんな思いでグリーンジャーニー、田んぼ部と畑部始めました。
さぁ、ここは畑の入り口です。何だかジャングルみたいな入り口を入ると・・
気持ちの良い木のトンネル。木の葉の触れ合う音と鳥の声しかしません。別の世界への入り口のよう。
トンネルを抜けると、見えてきました!我らが畑。ジョーさんから教わりながら自然農というやり方でお野菜を作っていきます。
自然農とは・・耕さない(耕運機などを必要としない)、草や虫を敵としない、農薬・化学肥料・動物性肥料を必要としない農のあり方で自然を人間本意に征服しようとするのではなく、自然寄り添い恵みをいただくということを大切にしています。(ジョーさんより)
ジョーさんに案内された畑に行くと草がびっしり!これを刈るところから始めていきます。ちなみに自然農では使っていないときの畑はわざとこんな風に草を残しておいて、使う少し前(通常は2〜4週間前)に刈るのだとか。その方がふかふかの土に植えられるそうです。
これは植え付けまでたどり着くのか・・と最初心配していたのだけれど、みんなでやればあっという間。
すぐにこの状態に。ちなみに使った道具はノコギリ鎌でした。
草を刈ると土の中からたくさんの生きものたちがびっくりして出てきました。こんなかわいい子から怖いヘビまでそれはもう様々。ミミズもムカデも大きくてびっくり!土はふかふかであったかくて生きものたちにとっては気持ちの良いお布団だったんだろうなと思いました。
草刈りが終わったら今度は畝上げです。幅がわかるようにジョーさんが竹と紐で道具を作ってきてくれていました。
鍬で土の塊を小さくして耕したら、畝を作っていきます。
ちなみに道具はどんなのが良いの?とジョーさんに自然農の道具屋さんも紹介してもらいましたよ。道具の選び方についてはまた動画(グリジャチャンネル)に後日アップします!
シャベルは足を入れる!と聞いて、子どもたちもちゃんとその通りのやり方で。上手上手。
きれいな畝が出来上がってきましたよ。
いよいよ植え付けです。自然農は水やりをせず、雨に頼るのみなのでさつまいもの植え付けには小雨がちょうど良いとのこと。この日はまさに小雨が降っていて絶好の植え付け日和でした。
穴を掘って一つずつサツマイモのつるを入れ、土を被せていきます。
そしてその後にさっき刈った草をかぶせる!もはやどこにさつまいもがいるのかわかりません(笑)自然の中では土が裸になっているという状態はありえない。なので、自然に近い形を作ってあげるのだそう。裸の土のままだと日がずっと当たって水分が抜けてしまい砂漠みたいにカチカチの土になってしまうのだとか。それがこの草を置くことで保水され、草が朽ちて土になり循環していくという流れもできるということでした。
そんな訳で草をかぶったさつまいもの畑の完成!
このあとは8月くらいになるとつるが伸びてくるので「つるあげ」というのをするそうです。つるからでた根っこが他のところに出て行ってしまうと、最初に入った根っこから養分が分散してしまって芋が付きにくくなるのだとか。なので、つるが出てきたら上げてあげるという作業。その時に草も刈ります。さらにその時、成長の具合があまり良くなければ、油かすと米ぬかを施すということもするそうですよ。
そして収穫は10月。焼き芋大会をしたいと今からワクワクしています。
土にたくさん触れたあとは、子どもも大人もとても体がスッキリしていて何だか気持ちよかったです。ふかふかの土の感触は今でも手に残ってる。グリジャ畑部ではこんな経験をたくさん自分たちの中に増やしていけたらいいなと思っています。
おまけ。グリジャインスタ担当、あっこちゃんがお誕生日でした。あっこちゃんおめでとう!インスタではサステナブルな生活についてアップしてくれているので見てみてくださいね。
(空木マイカ)