今日は、先日サステナ社会作り部メンバーで参加した「UMIGOMI ART&油化プロジェクトイベント」のレポートをします!!

知多半島の河和港にある、「シーガルヨットクラブ」という場所で行われた今回のイベントでは、まずはみんなで海岸でビーチコーミング、そしてそこで拾った物を使ったUMIGOMI ARTを楽しみました。

大人はおしゃべりしながら無心になってゴミ拾い、子供たちは思い思いの海の宝物を拾い集めていましたよ!

気持ち良すぎて砂浜に横になるグリジャキッズもvvv

 

そしてビーチコーミングの後は、各自見つけてきた海ごみ=お宝や貝殻などを使ってアートタイム。

こうしてみると、プラスチックごみって市販のビーズにも負けない可愛さ。子供達の色使いやセンスが光ります。

 

同時に今回のメインイベントである、廃プラを燃料に変えてヨットの燃料にする取り組みについてCHOタンサンスイ(壱武工業所の竹口さんとシヲテラスの中根さんの油化プロジェクトのユニット名)の活動を実験を交えて説明していただきました。

 

プラスチックは元々石油から作られていて、溶かしてこれをまた油の状態に戻すことができるんだそうです。

それがなんと、ヨットなどの燃料にもできるというのだからこれまたびっくり!!なんと1キロのプラゴミから1リットルもの燃料が作れるそう。

これをケミカルリサイクルと呼びます。

しかし一口にプラスチックと言っても、実はいろんな種類があり油化できるものとできないものがあるそうで、油化できるプラスチックは3P(PP・PE・PS)と呼ばれるポリプロピレン(100均のプラ製品のほとんど)、PEポリエチレン(フィルムやバケツなど)、PSポリスチレン(食品トレイ、発泡スチロール、CDケースなど)の3種類。これはプラスチックの約6割にあたります。

また、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)PVC(ポリ塩化ビニル)は残念ながら油化できないそうです。(これらは上記の3Pよりも丈夫な素材で、PETで作られたペットボトルは主に繊維としてリサイクルされることが多いとのこと。)

なので、集めたプラごみからこれら3種類を分別するのがまず課題。

特に、マイクロプラスチックのように細かくなってしまったプラごみは成分の判別がつかない物も多く、最近はプラマークの表示も変わり成分表示がされなくなってしまっている、というお悩みもあるそうです。

 

このように、まだまだ課題はあるもののこれまで地球を汚す悪者でしかなかった廃プラスチックが、燃料に生まれ変わるってとっても素敵じゃないですか???しかもこの燃料を使って走るヨットが、プラスチックゴミを回収しながら航海することで走るたびに海が綺麗になってゆく・・・・想像しただけでウキウキしますねー!!!

この燃料で走るヨットで佐久島に行くツアーが実現されるのも夢じゃない♪楽しみーーー!!!!

 

そして今回はもう一つ実験を見せていただきました。

油化するときにはエネルギーが生まれ、発電できます。これがサーマルリサイクル。こうしてできた電気を使って機械を動かし、新たなプラ製品を作るのがマテリアルリサイクル。CHOタンサンスイでは、このようにしてSDGsな取り組みを実現しています。

 

今回は、これらの廃プラスチックを色別に分別してペレットという粒々のビーズのような状態になった物を金型に流し込み、実際に小さなコマを作ってくれました。

下が白だけに色分けされたペレットでつくられたコマ。上のマーブル状のは分別せずに色が混ざった物です。

(ちなみにこの分別作業も地域の障がい者施設の方にお願いして、地域の雇用や役割を作り出しているそうです。)

様々な業種の人たちと一緒にパートナーシップを結んでみえて、こちらもSGDsな取り組みです。

 

今回のイベントで、プラスチックは単なるゴミじゃなくて使い方次第でアートや燃料にもなるんだ、という明るい部分も知ることができました。

竹口さんも話されていましたが、プラスチック自体は軽くて丈夫でとても便利な物。でも、その特徴ゆえにいつまでも地球に残ってしまうので、世界中の海の生き物たちや私たち自身の健康を害しているのも紛れもない事実。

だからこそ、価格が安いからといって使ったらゴミに出しておしまい、ではなくて私たち一人ひとりが「つかう責任」としてその使用量や使い方を考えていくことは必要なことだと思います。

グリジャサステナ社会作り部では、こんな風にみんなで楽しく時にまじめに私たちの今を、そして子供達の未来をより素敵な世界にするべく活動しています。

私たちと一緒に活動したいなと思った方は、お気軽にgreen2020journey@gmail.com かグリジャのインスタまでDMをお願いします。

お待ちしていま〜す!

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